昭和39年に設立された当社は、激動の昭和後半から平成を乗り越え、令和の新たな時代を迎え、来年(令和6年)には創業60年を迎えることになりました。急ピッチで社会資本整備が進められていた昭和から、東日本大震災や北海道胆振東部地震をはじめとする激甚災害に直面した平成へと、それぞれの時代の要請に応えて役割を果たし、成長を続けて参りました。
創業当初は、北海道開発コンサルタント(株)(現(株)ドーコン)の関連会社として、測量調査を行う7名の職員でスタートいたしました。昭和40年に測量業者登録を行い、その後、北海道の公共事業予算の伸びとともに受注業務が拡大するのに合わせ、社内体制の整備と技術力の向上を図りました。昭和52年に地質調査業者の登録、昭和57年に建設コンサルタント登録を行って、総合建設コンサルタントとしての基礎を構築いたしております。
これからの令和の時代には、少子高齢化と人口減少が進み、また激甚化する災害への対応で国土強靭化の必要性が謳われ、公共事業の重要性は増すと予想されます。また、BIM/CIMをはじめとするインフラDXの推進など、外部環境の変化にも対応しなければなりません。
当社では社員が守るべき基本的な指針として「社訓」が昭和60年に定められています。
「一.誠実」「一.信用」「一.協調」
この三つの言葉に企業としての理念と倫理が集約され、社員の心に日夜刻まれ続けて参りました。私たちは、諸先輩の業績に敬意を払いつつ、これまでの技術の蓄積と経験を生かし、さらなる技術力の向上と経営の効率化に努める所存でございます。
今後とも関係各位におかれましては、より一層のご指導ご鞭撻を賜りますよう心からお願い申し上げます。
代表取締役社長 佐藤 彰紀